関谷美羽ちゃんは、劇団の幼稚部(3才~6才)から劇団に通っています。
劇団ひまわりでは、小学校に上がる前から劇づくりに挑戦します。まずはセリフを覚えて話せるようになり、お客さんの前でも恥ずかしがらずににしっかり立てるようになり、
作品を楽しむことができるようになり、そして小学生のクラスに進級して、本格的に演技を学んでいます。
今回は、そんな美羽ちゃんにインタビューしてみました!
幼稚部のときのことは覚えている?
―覚えてます!忍者の格好をして巻物を探す劇(『クニンジャ』 2011年の専科フェスティバルにて再演)とか、冒険をしたりしました。
小学生に上がってからは?
―「のみのぴこ」(谷川俊太郎)を読みました。覚えるのが大変だし、最初は意味が分からなかったけど、分かると面白かったです。
―それから上級生になってからは、みんなで台本をつくったりしました。
ひまわりのみんなでキャンプに行く話を作ったんだけど、その時の道具でつくったテントがすごく良くて、大きな段ボールにみんなでペンキを塗って作りました。
○劇団の公演
劇団では毎年、劇団ひまわりが制作するプロデュース公演を実施しています。美羽ちゃんが小学1年生の時に参加した「ロミオとジュリエット」では、一言だけのセリフでしたが、その後毎年公演に参加し、今年の「オズの魔法使い」では、オズ大王の役をデーディションで射止めました。
またレッスン内で作った作品は極力発表の場を作っています。外部の劇場だけでなく、ひまわりのレッスンスタジオに幕をつり、客席を組み、照明もつって、自分たちでも公演をできるようにしています。
―スタジオ公演は規模が小さいからあまり緊張しません。だけど、たくさんお客さんが来てくれたりして、前の方までお客さんでうまると、距離が近くてすごく緊張します。
○ミュージカルでの経験
美羽ちゃんはなんと2年連続でエステー主催・ミュージカル『赤毛のアン』に出演しています。小学校4年生から挑戦しているこの作品に臨む気持ちを聞いてみました。
赤毛のアンを受けてみたのはどうして?
―1回目はミュージカルに出演してみたくて探していたところに、事務所から声をかけられました。
2回目は、練習は厳しかったけど1回目がものすごく楽しかったから、もう1回やってみたいと思いました。
オーディションは?
―ひまわりに行くのと一緒で、水筒と上靴を持っていきました。
―課題曲を渡されたけど、なぜか曲を聞くと他の歌を思い出しちゃうのでCDは聞かずに口ずさんで練習していました。
稽古はどこでやるの?
―地元の札幌でもお稽古しますが、2泊3日で東京へも強化合宿に行きます。自分の出番のほとんど全部、3日で覚えないといけないから大変です。
―ひまわりのプロデュース公演(外部の劇場で行う大規模公演)やスタジオ公演(ひまわりのスタジオで行う手作り公演)で舞台には慣れているけど、
赤毛のアンはお客さんがすごい数で、舞台に出た時にすごく楽しかった!全部が楽しかったです!
本番でお客さんに見られるのは緊張する?
―袖幕(舞台の左右の幕)にいるときも緊張するけど、楽屋に居る時が一番緊張します!
出トチリ(出番を間違うこと)しないか心配で、ずっとモニターで舞台をみているので、舞台に出ちゃったほうがすっきりします。それに一回舞台に上がれば、緊張もふっとびます。
いつも元気いっぱい、パワフルな美羽ちゃん。もちろん緊張もしますが、それを楽しみながら日々挑戦を続けています!!夢は女優になること。ぜひ応援してくださいね!