2011国民文化祭・京都伊根町における活動のご紹介
京都府にある伊根小学校の子どもたちと一緒に行った創作活動をご紹介します。
全国各地から様々な文化活動に親しむ人々が集まる、文化の祭典「国民文化祭」。
その中で、2011年京都で開催される約70のイベントの一つ「伊根町国民文化祭」に、地元の伊根小学校が参加することになりました。劇団ひまわりは、そこで演じられる「民話の祭典」をテーマにした芝居作りの演出を担当し、地域の活動に貢献しました。
演目のテーマは、古くから町に伝わる『徐福伝説』。古代中国から海を渡った徐福という賢人が、伊根の人々に多くのことを教え、この地に骨をうずめたと語り継がれている物語です。
伊根小学校からの依頼を受けた劇団では、9月からワークショップ形式で稽古を開始し、劇団員と先生方や子どもたちが共同で、芝居作りに取り組みました。
伊根小学校は全校生徒を合わせても44人、1年生~6年生まで全員が参加しました。初めのうちは慣れない稽古に恥ずかしさを見せる子どもたちでしたが、練習を重ねるうちに大きな声でセリフや歌を披露できるようになっていきました。
また、登場人物の年齢や仕事を考えたり、当時の時代背景を勉強したり、より深く『徐福伝説』を考えていきます。こうして全校生徒で一つの物を作る楽しみを感じることができたのです。

公演当日、会場のほっと館は立ち見が出るほどの多くのお客さんが観劇に訪れました。初めての大舞台という緊張の中で挑む11月6日の本番。「今まで見せてくれた中で一番の出来だった」と演出が太鼓判を押すほどの出来栄えでした。子どもたちの素直で純粋な気持ちに、会場は自然と柔らかな空気に包まれ、とても心温まる舞台となりました。

地元の人々からの大歓声を受けながら幕を閉じた『徐福伝説』。子どもたちは伊根の文化を芝居という形で身を持って感じ、またこうして舞台作品として残すことで、地域の伝説が文化となって継承していく、その尊さを目の当たりにしたように感じました。
劇団ひまわりでは、これからも大切な地域の文化の輪をつなぐためのお手伝いができればと考えております。
演出助手:鈴木英之
『とんでろじいちゃん』 が文化庁[次代を担う子どもの文化芸術体験事業]3年連続上演作品に採択されました!
平成18年度より5年連続、文化庁「本物の舞台芸術体験事業」(学校公演)に採用されました。
「家族」をテーマに主人公ユウタとおじいちゃんの交流を不思議な体験を織り交ぜて描きます。
騒然とした日常の生活の中で、お年寄りと過ごしたり、自然の中で遊んだりすることが少なくなってきている近年。
子どもたちがこの舞台を観劇し、自分とユウタを重ね合わせることで、
何か大切なものを感じとり、ひとまわり大きくなってくれることを心から願っています。








