遥か遠い昔、混沌とした時代に一組の男神と女神が存在していた。神たちは日本の「中つ国」を生むが、天上と黄泉の世界に別れ、互いを憎しみあうようになっていた。そして地上ではこの二つの神の子どもたちが、不死の御子を神と崇める輝の一族と、生まれては死に又蘇るという輪廻転生を繰り返す闇の一族に分かれて相争っていた。
幼子の頃に輝の神を祀る村に拾われ育てられた狭也は、ある日、旅芸人から自分が闇の一族の巫女「水の乙女」だと言われ水色の勾玉を渡される。輝に憧れ闇の一族を拒絶した狭也は、かがいの祭りで輝の神の王子である月代王と出会う。月代王に誘われ、彼に仕えるため都に赴いた狭也は、そこで輝の神の末の王子、稚羽矢(ちはや)と運命的に出会う。
狭也は輝の都で過ごすうちに自分が闇の一族であることを悟り、稚羽矢と「大蛇(おろち)の剣」と共に都から逃げ出し、闇の一族の元に身を投じる。輝と闇のどちらの神の影響も受けない荒ぶる「大蛇の剣」を鎮める「水の乙女」狭也と、「大蛇の剣」を操る「風の若子」稚羽矢。二人は相反するものでありながら、次第に惹かれ合うようになる。
やがて、「大蛇の剣」を手に入れた闇の一族は、輝の一族に最終決戦を挑んでいく…。
大自然の中で力強く生きていく人々の姿を、多彩な民族楽器を用いた吉良知彦<ZABADAK>の雄大な音楽と、躍動感あふれるダンスで描く、新感覚ミュージカル!