研究生の声

  • 竹中心悟さん(名古屋スタジオ・青年部)

    ●ひまわりのレッスンを受けようと思ったきっかけは?

    ○役者という職業に憧れがありました。実際、どういう形で役者を目指していくかを考えた時、「役者を目指したい割に自分はあまりにも無知だ。
    まず1から基礎を学ばなくてはならない。」そう思い、仕事と両立が可能なひまわりの青年部のオーディションを受けさせて頂きました。


    ●実際にレッスンを受けられてみて、いかがですか?

    ○とても充実しています。普通に暮らしていたら味わうことの出来ない種類の刺激、良い意味での悩みや苦労、そして喜びをどれも日々新鮮な気持ちで感じています。
    そして先生、スタッフの方々の稽古や仕事に対してのストイックな姿勢に日々感化されています。

     

    ●ひまわりのレッスンを受けて変わったところは?

    ○今性格が良い意味で変わった気はしています。元々、自分は独りよがりで内向的な人間でした。
    四半世紀が経って、今更「社交的になりたい」だの、「明るい人間になりたい」と思ったところで自身に抗えないと決め込んでいました。
    ですがひまわりへ入り、人との精神的な繋がりを通じてコミュニケーションというものの重要性、そして皆と同じ場所を目指し、作品を完成させようと切磋琢磨する喜びを感じれるようになりました。
    所謂社交的な人、明るい人にはまだまだ程遠いですが、少しずつ、でも着実に人間力が養われているのを感じています。

     

    ●先生の言葉で大切にしていることはありますか?

    ○「役に生きろ」という言葉です。
    入った当時は正直、雰囲気でしか飲み込めていなかったのですが、最近になって少しずつ理解できるようになってきました。先生は「台本の暗記、発音の改善、緩急や抑揚の意識、作品の時代風景を調べ、役を色濃く明確にしていく。でなければ只の淡々とした作業と音読になってしまう。」そのような内容をおっしゃっていました。
    ですが、この言葉の意味で一番伝えたかったのは、自分が楽しんでいるかどうか、という事はないかと今では思います。楽しむ事によりその役を好きになり、その役が普段言いたそうなこと、行いそうな所作を一日中考え実際にやってみたりする。そうして自分と役が表裏一体となり、人となりが出来上がってくる。簡単な事のようにも思われると思いますが、一番難しい事なのではないのかと思います。それが出来ていれば、自ずと先程言った事々など当然になっていくのですから。
    この短くも全てが詰まったような言葉。いつも胸中に思い、レッスンに励んでいます。

     

    ●チャレンジしたいことや将来の夢は何ですか?

    ○テレビや映画などのメディアに出演する事に憧れがありましたが、今は自分に任せられた事をしっかりこなし、色々な経験をしていきたいと思っています。

     

    ●公演や合宿、お仕事等のひまわりに関する思い出があれば教えてください。

    ○ 今年の8月に公演されるミュージカル「チルドレンズ~幸せな出逢い~」に出演させて頂くことになりました。
    この作品が自身の初めて出演させて頂ける舞台なので、緊張もありますが楽しみたいと思います。