コンセプト

未来に向かって、一心に進む力を

  • 最初から「俳優」という特別な人はいません。みんな初めは普通の人です。優れた表現者となるためには、持って生まれた資質以上に、「努力する才能」が必要です。これは芸能界のみならず、どの世界で生きていくにも必ず役に立つ才能でしょう。

    たくさんの情報・娯楽があふれている現代では、ひと時の衝動的な感情や欲求に流され、夢や目標を見失ってしまう人も少なくないと思います。しかし、人生をかけて挑戦する目標や本気になれる仕事を見つけ、それを手に入れるには、まずは目指す未来をきちんと思い描くこと、そしてその未来に向けて一心に取り組むことが大切ではないでしょうか。

    「俳優」を目指す人であれば演技やダンス、歌、日本舞踊、アクションなど数々のレッスンの中で、思い切り自分をぶつけ、挑戦して、様々なジャンルに対応できる表現力を身につけることが大切です。「劇団ひまわり」では、カリキュラム、講師、メソッド等、長年の経験を活かして、あなたの才能を伸ばす手助けをしていきます。そのすべてを楽しみ、ぜひ積極的に取り組んでください。

    また、仲間とともに一つの芝居をつくりあげていく中で、日常生活では得られない発見と体験をする瞬間に出会えることでしょう。あなたもぜひ、演技の「力」と「魅力」を体験してみてください。

代表 ご挨拶

  • 株式会社 劇団ひまわり
    代表取締役 砂岡 誠

  • 劇団ひまわりは1952年に創立され、令和4年に70周年を迎えました。創立の翌年にNHKが開局され、日本の文化芸術を管轄する文化庁の設立は1968年のことでした。劇団創立当時はまだ、日本においての芸術文化の定義が明確に示されていなかった時代だったのです。戦後間もない荒廃した東京から、日本の未来を担う子どもたちや若者たちが活躍していくための人材育成の場としてスタートしたのが現在の俳優養成所です。以降今日に至るまで、プロフェッショナルな劇団として子どもたちが所属する劇団はほかにありません。その理由は日本の舞台芸術が長い間制度化されなかったという背景があります。

    今日のように世界情勢が混沌としているなかで、私たちの舞台芸術活動やメディアにおける情報発信のマーケットは市場性の強い営利の追求に傾倒しています。しかし、そもそもメディアとは人や社会に役立つものという定義がありますから、いわゆる芸能界での成功に固執した考えだけでなく、舞台芸術には芸術性と公共性の視点についても理解し取り組んでいく姿勢が求められます。なぜなら、西欧から始まった舞台芸術の本来の目的は、国づくりのために必要な人材を育成し、文化多様性を認め合うことだからです。

    劇団ひまわり俳優養成所では、俳優や表現者として求められる理念をしっかり学び、エンターテイメントビジネスの世界でも活躍していける人材の育成の場です。SNSの発達した世界では、どこにいても俳優養成所にアクセスすることが可能で、いつでも学びの機会は開かれています。

    日本中の子どもたちや若者たちの笑顔や元気を勇気につなげていく活動は持続可能でなければならず、感動する物語創りに関わることは社会に貢献していくことにつながるのだとは考えています。

劇団ひまわり企業理念

  • 劇団ひまわりでは、「人間力」を鍛えるレッスンに力を入れています。 昨今、人間関係を築く上で最も大切な”対話する”という機会が激減しています。 「自分の考えを相手に伝え、相手の考えを聞き、それを理解する」一見、当たり前と思える、この能力が低下しつつあるのです。

    学校の勉強と違って、演技のレッスンには白か黒かという絶対的な答えはありません。本人にとっていい答えだとしても、周りの役者のリアクションや相手役が常に変化していく環境において、二度目も同じ答えが通用するとは限らないからです。演技を通して、偏差値で測れない「人間力」を鍛えてみませんか?